宣長の歌を楽しむために


 本居宣長の伝記が完成しました。

「心力をつくして−本居宣長の生涯−

 著者は本居宣長記念館の吉田悦之です。

伝記といっても、80ページ余りですから、「小伝」です。
対象は一般の読者。
それも、宣長の和歌や詩を読みたい、また味わいたいという方におすすめです。

小林秀雄の『本居宣長』は、宣長の文章のアンソロジーとしても、もっとも便利で、素晴らしい本ですが、
この本は、とても比較にはなりませんが、
宣長の歌を、知っていただく、また、より深く味わっていただきたいという気持ちで執筆しました。

生まれたときから亡くなるまでの72年を一気に読んで頂くために、
難しい引用はほとんど載せていません。

宣長の研究も日進月歩です。
最新の知見と、独自の見解を入れ、
「面白い」とか、「興味深い」と思って読み進めていただけるように、
工夫しました。
いつかは、「詳伝」をと、材料の収集と検討には怠りなく努めていますが、
本書は、その簡略版です。

本書は、「第十回「宣長さん」吟詠剣詩舞道大会」記念出版です。
伝記である「本居宣長素描」に併せて、
「本居宣長和歌抄」
「本居宣長漢詩抄」
「創作 鈴屋円居の図」
を載せています。

B5 146ページ 1,000円

詳しくは記念館までお問い合わせ下さい。

info@norinagakinenkan.com

2013.4.15