第30回 鈴屋学会大会について

 4月20日(土) 

◆ 公開講演会 

 「宣長学の体系」 講師:渡辺 浩 氏(法政大学教授)

  ★ 会 場:松阪市産業振興センター3階研修ホール(松阪市本町2176)
  ★ 時 間:14時00分 〜 15時30分
  ★ 聴講無料
広くて深い、宣長学。
『古事記』や『源氏物語』などの日本古典、言語学、祝詞や宣命をはじめとした神道文献研究など――その内容は宣長の興味の分だけ広がりをみせます。核となるのは、本居宣長。非常に均衡のとれた宣長は、その多種多様な宣長学を自らの存在一つでまとめ上げていましたが、宣長亡き後、核のなくなった学問体系は、以外と早くに拡散していくのです。
第30回記念大会の本年、「「道」と「雅び」―宣長学と「歌学」派国学の政治思想史研究―」という伝説的な名論文を書かれた渡辺浩先生をお招きして、宣長学の仕組みと問題点を語っていただきます。

 4月21日(日)    

◆ 研究発表会 

 午前の部 10:00 〜
  ○「平田篤胤の風土記研究―伴信友との交流を中心に―」
                   
皇學館大学大学院 近藤 左知子
  ○「本居宣長における『古事記』上巻神話の意味」
                    
跡見学園女子大学  阿部 洋子
  ○「契沖『円珠庵雑記』をめぐって―円珠庵本・写本伝播を中心に―」
                       
千葉大学  兼岡 理恵

 午後の部 13:00〜
  ○「古今伝受の超克―宣長の学問様式とその後―」 
                       
國學院大學 城普@陽子
  ○「『倭訓栞』の見出し語数と重出語について」  
                      
和洋女子大学 三澤 薫生

  ★ 会 場:本居宣長記念館2階講座室
  ★ 時 間:10時00分 〜 (9時30分より受付開始)
  ★ 資料費:500円


◆鈴屋学会第30回大会記念懇話会

 「鈴屋学会の歩み」

鈴屋学会を開設した意義と当初の目的、また現在に至るまでとこれからの展望。鈴屋学会の発足当時より会に参加いただいている先生方の思い出話を交えながら、楽しくお話しいただきます。

  ★ 会 場:本居宣長記念館2階講座室
  ★ 時 間:14時15分 〜
  ★ 聴講無料

 

お問い合わせ 本居宣長記念館 鈴屋学会事務局(0598-21-0312)


◇ 鈴屋学会のご紹介
 鈴屋学会は、本居宣長とその周辺及び国学研究の進展と研究者相互の連絡をはかることを目的に、昭和59年12月に発足しました。現在の会員数は232名。代表委員は杉戸清彬椙山女学園大学教授です。本居宣長記念館に事務局を置き、毎年4月に鈴屋学会大会を開催するほか、宣長十講を本居宣長記念館と共催し、また『鈴屋学会報』(年1回)を刊行しています。

 

2013.3.24