本居家から宣長資料など721点が寄贈されました


 本居宣長の子孫にあたる本居芳野氏(東京都)から、同家に伝来する資料45種721点が寄贈されました(平成17年6月28日受納)。
 宣長の母勝、また宣長自身の葬儀記録や、これまでごく一部だけしか知られていなかった服部中庸の『松坂風俗記』など いずれも興味深い資料です。
 これらの資料は、過去の寄贈(昭和45年11月5日、8712点・同54年1月21日、1781点、合計10493点)から漏れたものです。
 今回の寄贈により、本居家の伝来資料は全て、本居宣長記念館に収蔵されることになりました。

 また、今回本居家から、寄託品として8種8点をお預かりしました。
 これらは、第1回の寄贈品調査時に、本居家に記念として留められたものです。筆跡としては最も代表的なもので、またそれにふさわしい表具が施されています。
 今回、恒久的な保存のために本居宣長記念館でお預かりすることになりました。

>> 
寄贈資料の特色


◆◆ 公開予定 ◆◆

 新たに寄贈、寄託された資料は、

 平成17年秋の企画展
 
「随筆『玉勝間』の世界− 作られた混沌〈カオス〉」

 のなかで、「本居家の至宝」として特別公開します。
 期間は、9月13日(火)から10月10日(月・ 祭日)です。

 

2005.9.6