学問とは、考えるとは、一体どういうことだろう
宣長は一体どのように勉強していたのでしょう? たとえば、"本を読むこと"ひとつをとっても、いろいろな工夫を見ることが出来ます。
《まとめる》 本から得た知識は、『新版天気見集』や『都考抜書』など再編集します。でも、『本居宣長随筆』のようにあえて編集しないノートもあります。無理に編集しないことも大事です。新しい考察の材料になります。
《読み返す》 賀茂真淵の『冠辞考』のように、難しくても気になる本は何度も読み返します。すると、思いがけない大発見につながることもあります。
《比べてみる》 "考える"とは、むかい合わせること、つまり比べて見ることだというのは宣長の有名な説です。異本を対比する(校合)だけでなく、類似するものを並べると発見があります。
《図解する》 先祖とか子孫とか、家って何だろうかと疑問を抱いて作ったのが「宗族図」です。地図や表など、言葉で考えるだけでなく図解するのも宣長得意の方法です。宣長の勉強法はこのほかにもたくさん!工夫の数々を見ることで、学問への考え方も浮かび上がってきます。
会 期 2018年6月5日(火)― 9月2日(日)
展示説明会 展示をご覧いただきながら、わかりやすく説明をいたします。
6月16日(土)、7月21日(土)、8月18日(土)
いずれも11:00から(無料)
◎ワークショップ 「柱掛鈴をつくる」
【準備中】近日中にお知らせいたします。
◎宣長チャレンジ 「写し」の世界
【準備中】近日中にお知らせいたします。 |
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