毎年7月に行われる松阪祇園祭では、八雲神社(日野町)、松阪神社(殿町)、御厨神社(本町)の三社からお神輿が出され、市の中心部を練り歩きます。今年は、13日(土)が宵宮、14日(日)が本宮となります。 >> 松阪市観光協会 |

徳川治宝筆「感神殿」
(本紙寸法 90.4×47.7 p)
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現在記念館1Fの旬コレコーナーでは、祇園祭りにちなみ、八雲神社から寄託いただいている徳川治宝の書(「感神殿」)を展示しています。天保年間(1830〜1843)に当時紀州藩主であった徳川治宝が、八雲神社に奉納したという扁額の本紙。学問に明るく、書画にも通じた治宝らしく、堂々と見事な書です。
八雲神社は、京都の祇園社(今の八坂神社)を勧進したものと伝えられ、元は松ヶ島に置かれていましたが、蒲生氏郷による松坂開府の際に日野町に遷されました。松坂の総産土神とされ、宣長が『毎朝拝神式』に名前を挙げて、毎日拝礼していた神のひとつでもあります。 |

国重要文化財 徳川治宝筆「『古事記伝』御題字」
(本紙寸法 23.3×48.9 p) |
【参考】見比べてみてください
文政5年(1822)に『古事記伝』全44巻と目録1巻の刊行が完了した際、大平は宣長の良き理解者でもあった藩主・徳川治宝に対して『古事記伝』第8帙を献上すると共に、終業の報告を行いました。その際、生前の宣長の望みを受けて治宝から下賜されたのが、この自筆の『古事記伝』という題字です。 |
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