1階展示コーナーのお知らせ

2018年11月21日(水)


「松阪」といえば「牛」のイメージ?実は本居宣長記念館にも、牛がいるんです!
1階旬コレコーナーにて、11月21日より、記念館が所蔵する「牛」にまつわる資料をご紹介しています。

展示

佐久間草偃画「牧童の図」は、青い目の牛と、笛を吹く童子の姿が印象的。「風ならで吹笛の音を馬ならぬ牛のみゝにはきゝやしるらむ」聞こえてくる音は風ではなく笛の音で、そこにいるのは馬ではなく牛だけれども、その耳にはさて、笛の音が聞こえているのやらいないのやら。そんな和歌を宣長が賛にしています。また、三度にわたって伊勢地方を訪れ、多くの作品を残した京都の絵師・曽我蕭白が描いた「牛図」。堂々とした立ち姿には、「いせ」の二文字が隠されているともいいます。丸まって眠るかわいらしい牛を描いた扇面の「牛図」も展示しました。
「牧童の図」 「牛図」


【1階フロア展示について】

1階フロア展示(旬コレ・地図ケース)では、皆さまに幅広く18世紀という時代、また当時の松坂を知っていただけるよう、宣長や本居家に関わる資料はもちろん、開催中の企画展と連動するものから、季節に併せたもの、松坂の人々の書画・墨跡まで、さまざまな収蔵資料を不定期で公開しています。

 

 

2018.11.21