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本居宣長記念館について

館の概要

本居宣長記念館は、公益財団法人鈴屋遺蹟保存会が運営管理する登録博物館です。
江戸時代の国学者・本居宣長の旧宅「鈴屋」を管理して公開し、展示室では『古事記伝』などの自筆稿本類や遺品、自画像などを公開しています。
また関連資料の収集や、宣長に関する調査や研究も行っています。
宣長に関心をお持ちの方、また18世紀後半の日本文化に興味をお持ちの方はぜひご利用ください。

鈴屋遺蹟保存会について

「定款」第3条にも明記するように、 本居宣長の旧宅、宅跡、奥墓その他関係史蹟、遺墨遺品等を保存し、偉業を調査研究すると共に顕彰につとめ、社会文化の向上発展に寄与することを目的として設置されました。この目的に添って、松阪市所有 (一部は保存会所有)の本居宣長関係史蹟や資料を管理し公開しています。

史跡と収蔵品

 現在、鈴屋遺蹟保存会の管理下にある史蹟は、本居宣長旧宅(国特別史跡)、本居宣長旧宅跡・附春庭旧宅、土蔵(国特別史跡)、本居宣長奥墓(国史跡)です。
 収蔵品総数は約16.000点。宣長の実子春庭の子孫の家に伝わった資料が全部と、養子大平の子孫の家に伝わった資料の一部。また宣長の門人植松有信旧蔵品、松坂の豪商小津茂右衛門家伝来資料、高橋荘吉旧蔵大平書簡などです。
 その内、『古事記伝』自筆稿本や、『日記』、『遺言書』、自画像など467種1,949点が国重要文化財に、また20種31点が県の有形文化財に指定されています。
 収蔵品の中には、蒲生氏郷関係資料や、太平洋戦争で亡くなった詩人竹内浩三の遺稿など、松阪に伝存した資料なども含まれます。
 寄託品には、宣長が産土神「御厨神社」に奉納した『古事記伝』や、書肆永楽屋の『古事記伝』板木などもあります。
 さて、中心となる宣長資料は、伝来により春庭家と大平家に大別されます。
 両家の特色は、春庭の所には宣長旧蔵書、稿本、遺品などが伝わり、大平家には大平、内遠、豊穎とその門人資料、また宣長自筆資料の一部が伝わりました。但し、大平家資料は、その後、南葵文庫から三井文庫を経て、今は東京大学文学部本居文庫、またカリフォルニア大学バークレー校に収蔵され、保存会で管理するのはごく一部にとどまります。
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