冬の企画展 「鈴屋」 の誕生
日 時 : 平成21年12月15日(火)~平成22年3月7日(日)
午前9時~午後4時30分
会 場 : 本居宣長記念館
入 館 料 : (記念館・旧宅「鈴屋」共通)
大人300円 子供(小学校4年~高校生)100円
団体料金(30名以上)大人200円、高校生80円、小・中学生50円
休 館 日 : 月曜日
12月28日~1月4日(年末年始休館)
問い合わせ先: 本居宣長記念館 0598-21-0312
◇ 展示主旨
松阪が生んだ江戸時代中期最大の国学者本居宣長は、53歳の時に、自宅2階に鈴屋(すずのや)という書斎をつくります。その名は、鈴好きの宣長が36個の鈴を結んだ赤い紐を書斎の柱にかけていたことに由来し、鈴は柱掛鈴(はしらかけすず)と呼ばれています。『古事記伝』をはじめ、著作のほとんどは、四畳半の鈴屋で執筆されています。彼は、研究に疲れた時に柱掛鈴を鳴らし、その音色を聞いてリフレッシュした上で、また研究に没頭したといわれています。
鈴屋を含めた本居宣長の旧宅は、明治の時代に入っても彼の生前中と同様、松阪市内の魚町にありましたが、防災と保存のために松阪城址の現在の地に移築され、それが完了したのが、明治42年(1909)のことでした。
明治42年は、今年から数えるとちょうど100年前となり、本居宣長にまつわる遺蹟保存の歩みを考える上で節目の年にあたります。
そのため本企画展は、鈴屋移築100周年を記念した展示を行いますが、特別に書斎鈴屋の公開及び、魚町の本居宣長旧宅跡(国特別史跡。長男の本居春庭宅を含む)も公開いたします。ぜひご来館下さい。
◇ 主な展示品