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平成25年度 夏の企画展

       「松坂の一夜」250年・「もののあはれ」成立250年・本居春庭 生誕250年
      夏の企画展「パールネットワーク ―鈴屋訪問―」

 世の学者をみな仰天させた宣長の『古事記伝』が生まれたのは、小さな四畳半の書斎「鈴屋」。宣長先生に会いたい、勉強したいという一心で、松坂には日本全国からたくさんのお客さんがやって来ました。鈴屋は日本古典研究の中心地であり、伊勢路を行き交う旅人の観光スポットでもあったのです。『古事記伝』を写すために山鹿から来た長秋・京親子。熱心に宣長のもとへ勉強に来た荒木田尚賢には、逆に宣長が「久羅下」のことを教えてもらう。学び、学ばれ、情報交換。宣長から学ぶだけではなく、ともに切磋琢磨していく――そこから全国へと広がった宣長の「ものまなび」のネットワークをのぞいてみましょう。

日   時 :    2013年6月19日(水)~9月8日(日)
        午前9時~午後4時30分
会   場 :    本居宣長記念館展示室
入 館 料 :  大人400円 大学生等300円 子供(小学校4年~高校生)200円
        ≪団体料金(30名以上)≫
         大人300円 大学生等200円 子供100円
休 館 日 :    月曜日(祝日の場合は翌日)
問い合わせ先:    本居宣長記念館 0598-21-0312



◇ 総展示品数


93種125点 ※国重文38点  (変更あり)

◇  主な展示品



◎「与谷川淡斎(たにがわたんさいにあたふ)」

  学問上では宣長の先輩にあたる、津の谷川士清。これは、宣長の士清への
  挑戦状!垂加神道の批判などが記されています。
「与谷川淡斎」




「大日本天下四海画図(だいにほんてんかしかいがず)」
  見よ、これが宣長17歳にして描いた日本のかたちだ!
  宣長の学問の本元は、「日本ってなんだろう?」というところです。
  日本最古の歴史書『古事記』の解読も、その一つの疑問から始まったので
  す。
「大日本天下四海画図」


≪初出品の資料を3点展示いたします≫

☆「平田篤胤 淤能碁呂嶋之歌(ひらたあつたね おのごろしまのうた)」
  (寄託品)
なんだかヘンテコな形をした島――これは淤能碁呂嶋といって、イザナギとイザナミが天の浮橋から矛で海水を掻きまわしたとき、矛の先から海水が滴り落ちて出来た嶋だといわれています。
「平田篤胤 淤能碁呂嶋之歌」

☆「平田篤胤・伴信友 書簡」(寄託品)
宣長への入門を申し出たものの、直後に師を失ってしまった伴信友。
宣長亡き後にその学問に感激し、夢の中で入門を許されたという、宣長の没後門人・平田篤胤。
宣長から教えを受けたかった2人です。
その他、宣長と門人たちに関する資料をたくさん展示いたします。



「平田篤胤・伴信友 書簡」


◇  展示説明会  


7月20日(土)、8月17日(土)

時間  11:00~12:00 参加費無料
会場  本居宣長記念館展示室
本居宣長記念館
〒515-0073
三重県松阪市殿町1536-7
TEL.0598-21-0312
FAX.0598-21-0371
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