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宣長生誕の地、松阪から
本居宣長の魅力をご紹介いたします。
Welcome to the museum of Motoori Norinaga!
I will introduce the charm of Matsusaka.
新年明けましておめでとうございます!市制20周年記念事業特別展示始めました!!
2025-01-04
1階フロアに松阪市の各地域における本居宣長の事績等に関わる近世の史料を特別に展示しています
2ヶ月程度で展示替えをしていく予定です


松阪名所鈴

松阪にゆかりのある名所や故事を題材にした土鈴です
松阪の名物を、という思いから松阪在住の小津壮一郎氏が考案・製作し、昭和初期頃には市内や百貨店などで販売されたといいます
鮮やかな色調と、ユーモラスな造形が愛らしい鈴です


伊勢国図(いせのくにず) 本居春庭写

宣長の長男・春庭が写した伊勢国(今の三重県)の地図です
安永8年(1779)春庭17歳のときのもので、胡粉で消した箇所が目立ちます
写した後、間違いが無いか宣長がチェックして修正したのかもしれません
この地図の一志郡の一部・飯高郡・飯南郡・多気郡の一部が、現在の松阪市にあたります


「牛の図」と「本居宣長懐紙」

左の「牛の図」は、本居宣長と同年、享保15年(1730)の生まれである京都の絵師・曾我蕭白(そがしょうはく)の作と伝わっています
蕭白は、数度に渡り伊勢国を訪れ、松阪でも寺院や豪商の家に滞在して作品を残しました
市内に残る代表的な作品に、厄除けで有名な岡寺山継松寺の「雪行童子図」、朝田寺の「唐獅子図」などがあります

右の「本居宣長懐紙」には
  家のなり なおこたりそね
  みやびをの 書はよむとも うたはよむとも
とあります
あるとき、学問の秘訣を尋ねられた宣長はしばらく考えてこの歌を詠んだという逸話があります
古典を読んだり、歌を作ったりする、つまり自分のやりたいことをするためには、まず「家のなり(業)」…家の仕事や生活をおろそかにしてはいけないというか考えを表明したものです
仕事にも学びにも手を抜かない宣長の姿勢が反映されています
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