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宣長の学問
7 松坂の一夜 其の壱
 



考える宣長




 新婚の宣長、なぜか腕組み思案顔。
 『古事記』は読めるか。 どうすれば読めるか。
 医者の開業、歌会、『源氏物語』の講釈、結婚、離婚、再婚・・20代後半から30代前半の宣長は身辺も、また頭の中も超多忙でした。中でも解決が付かない問題、それが『古事記』でした。
 和歌を研究するうちに、いつの間にか宣長は「古代」へと足を踏み入れていました。
 神の時代、そして日本文化の始源「古代」。その時代を研究する手掛かりとして『古事記』を選んだのはいいが、『古事記』は読めるか・・・。

 

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