midashi_o.gif  内山真龍(ウチヤマ・マタツ)

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 元文5年(1740)1月1日〜文政4年(1821)8月22日。遠江国豊田郡大谷村の庄屋の家に生まれた。幼名、市六。通称、弥兵衛。宝暦10年、浜松を訪れた真淵に出会い、同12年入門。国学を習う。また、明和2年(1765)、渡辺蒙庵に師事する。蒙庵は竹亭と号し、遠江の古文辞学派の拠点でもあり、真淵の漢学の師でもある。師・真淵没後は宣長と連絡を取り合い研究に勤しんだ。古典の中でも『風土記』研究に熱心で、諸国を実地踏査して『出雲風土記解』、『遠江風土記伝』を相次いで完成。また、『日本書紀』の注釈の集大成を目指した『日本紀類聚解』は朝廷に献上された。著書はほかに『新撰姓氏録註』等。門人には石塚龍麿がいる。

>> 「賀茂真淵像を貰う」
>> 「千家俊信」
>> 「石塚龍麿」



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