midashi_o.gif 小津三郎右衛門(オヅ・サブロウエモン)

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 慶長17年(1612)〜元禄元年(1688)12月27日。享年77歳。法名・道休大徳。宣長の曾祖父。父は七右衛門道印、母は栄感大師。次男であるが家を継ぎ、小津家三代目当主。また隠居家初代。叔父小津清兵衛の江戸店に勤め、後、独立。正保2年(1645)、大伝馬町1丁目に木綿店を出す。店は3つ。2軒は木綿問屋で、1軒は売場(諸国より送られてきた木綿を町内の木綿問屋に売る店)。手代・三十郎の働きもあり商いは成功し、承応2年(1653)には小津清左衛門の大伝馬町出店の資金援助をするに至る。帰郷後、松谷氏女(樹宝法尼)と結婚。承応3年(1654)12月、松坂町本町と魚町1丁目に宅地を求む。ここが宣長の生地、また生涯を過ごす場所である。実子無く、実弟の子を養子(唱阿)に迎える。また隠居家を興し、清兵衛家の子(道智)と妻の姪(寿光)を迎え家を継がす。仏教に帰依し樹敬寺に十日十夜の祠堂を寄進する。墓は樹敬寺にある。


>>「宣長の家」
>>「小津家跡」
>>「小津清左衛門宅」



(C) 本居宣長記念館


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