midashi_o.gif 秋津彦瑞桜根大人(アキヅヒコミヅサクラネノウシ)

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 『遺言書』で自ら後諡(ノチノナ)として付けた。
 同書では「日々手馴候桜木之笏」にこの名を記し影前会の時に使用するよう指示がされる。

 「青柳資料」の「鈴屋翁葬送・諡名之事」に、
世の常の諡は高岳院石上道啓居士であるが、「門人中ヨリヲカミトナフルトキハ、秋津彦瑞桜根大人(アキツヒコミヅサクラネノウシ)、コノ後ノ名モ大人ノ御心ニテ出来タル也」と書き添えられる。

 意味は、『古事記伝』に「秋津日」は「黄泉の穢を速に祓ひすてて、清らかに明らけきをいふ名」、「美豆」は、「みづみづしきを云なり、瑞の字になづむべからず」とあるのが参考となろう。


>>「名前」



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