宣長十講
令和5年度 宣長十講
宣長サーチ ―場所をめぐって―
≪場所≫とは、≪人間≫を構築するための重要な要素のひとつ。 宣長にとっても、≪場所≫には特別な意味がありました。 生まれた松阪は、商人の自由な風が吹く町。時間も金もある大店の主人たちにより培われた文化に浸り、人・物・情報の盛んな往来を目にして宣長が育った場所。 青春時代を過ごした京都は、雅な空気ただよう憧れの都市。師や友人と親睦を深め、宣長の学問は形成されていきます。 京都が形成期の場所ならば、名古屋は学問普及の場でしょう。 宣長が有名になると、遠方から訪ねて来る人も増える。宣長は講釈のため外へ出ることもありましたが、行きたいなぁと思いながらも、結局行けなかった場所も……。 そして、本を捲れば1000年前の国にだって行くことも出来る。 宣長の学問とは、人生とは、考え方とは。空間も時間も飛び越えて、10の≪場所≫をめぐりながら、古典研究者・本居宣長という人を探ります。
● 開催日 | 2023年 5月20日 6月17日 7月15日 9月16日 10月21日 11月25日 12月16日 2024年 1月20日 2月17日 3月16日 ※5月から2024年3月の毎月第3土曜日(8月を除く)。ただし、11月のみ第4土曜日。 |
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● 時 間 | ||||||
午後2時から3時(約1時間) | ||||||
● 会 場 | ||||||
本居宣長記念館 2階講座室 ※事前予約制 | ||||||
● 費 用 | ||||||
年間登録料 1,000 円 | ||||||
● 備 考 | ||||||
後日、登録者に対してYouTube で録画配信を行います | ||||||
● お申込み | ||||||
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● お問合わせ | ||||||
本居宣長記念館 〒515-0073 松阪市殿町1536-7 TEL 0598-21-0312/FAX 0598-21-0371 E-mail info@norinagakinenkan.com |
宣長サーチ 内容 | |
令和5年(2023) |
① 5月20日 |
菅笠日記紀行―本居宣長、大和を行く― |
皇學館大学 橋本 雅之 |
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② 6月17日 |
伊勢と出雲・出雲大社 |
島根県立古代出雲歴史博物館 松尾 充晶 |
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③ 7月15日 |
をりをり物する所―宣長の日常の拠点― |
本居宣長記念館 井田 もも |
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④ 9月16日 |
本居宣長と京都~『在京日記』を読む~ |
立命館大学衣笠総合研究機構 仲尾 謙二 |
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⑤ 10月21日 |
江戸時代の「伊勢」―御師のまちと宣長― |
皇學館大学 谷戸 佑紀 |
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⑥ 11月25日 |
宣長と歌枕・名所 |
都立小岩高校 中澤 伸弘 |
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⑦ 12月16日 |
賀茂真淵、本居宣長に導かれた遠江国学 |
浜松市立賀茂真淵記念館 池谷 昭広 |
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令和6年(2024) |
⑧ 1月20日 |
宣長の歩いた場所・頭の中の場所 |
本居宣長記念館名誉館長 吉田 悦之 |
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⑨ 2月17日 |
光格天皇と本居宣長―寛政度復古内裏をめぐって |
京都産業大学 盛田 帝子 |
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⑩ 3月16日 |
宣長の「黄泉」―『古事記』の注釈と近世出雲の「古代」― |
大東文化大学 山本 大介 |
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● 共催 鈴屋学会 本居宣長記念館 後援 松阪市教育委員会
宣長十講のあゆみ
会場:第1回(平成2年度)~第9回(平成10年度)本居宣長記念館講座室。
聴講者が外にまで溢れる盛況により、
第10回(平成11年度)から 松阪市中央公民館。
第29回(平成30年度)には、公民館移転にともない、会場を本居会館(本居宣長ノ宮)へ変更。
第30回(令和元年度)から 本居宣長記念館講座室。