考えよう 平和だからできること 竹内浩三展


 伊勢に生まれ、戦時下に生きる若者の心を清新に詠った竹内浩三(1921-1945 )。浩三よりさかのぼること約120年、松阪で「古事記伝」などを著し古典研究に大きな足跡を残し亡くなった本居宣長(1730-1801)。この二人には幾つかの共通点があります。伊勢国の商家の生まれであること、しかし商才には恵まれず、代わりに文才を発揮し世に出たこと。また早くに父を亡くし、若年から一家の当主としての地位を得た事など。その生い立ち、境遇は似通っているといえるでしょう。

 しかし、その二人が各々の作品で表した「日本観」は大きく異なります。浩三は『日本が見えない』で「オレは日本が見えない」と詠いましたが、宣長は最晩年の歌で「古事記のふみをら読めば昔の手振り言問い聞き見るごとし」と「日本がみえた」と詠みました。

 平和な時代を生きた宣長には見え、戦争の時代を生きた浩三には見えなかった「日本」。似た境遇といえる二人の思いを、これほどまでに隔てさせてしまった物は何だったのでしょうか。

 時代の違う二人の文学者に視点をおいて、「平和」と「人の心」について、考えてみませんか。


日 時  2014年8月8日(金)〜10日(日)
     9:00〜16:30
会 場  本居宣長記念館 2階 講座室
参加費  無料
     (ただし、本居宣長記念館への入館料が必要となります)

主 催  「竹内浩三展」を開催しよう!実行委員会
     (コープみえグループ活動)
共 催  本居宣長記念館
後 援  松阪市 松阪市教育委員会

2014.7.31