第32回 鈴屋学会大会

◆ 公開講演会

宣長の一日を読む 生活の中の古典と実践

  講師:皇學館大学特別教授 櫻井 治男 氏
  日時:4月18日(土)午後2時
  会場:松阪市産業振興センター   松阪市本町2176 TEL.0598-53-4487
  ※ 聴講無料 ※

【内容】
 本居宣長。この方をどのようにお呼びして語ればいいのか悩みます。弟子や敬仰する人にとっては本居翁、宣長先生がふさわしいでしょう。文章を書く時には「師」となりましょう。「宣長」だけであれば、今日的には呼び捨てているように思えますが、決してそうではありません。シェークスピアやゲーテと称するように、偉大さゆえに敬称を略します。では、宣長家の人たちは、普段どのように呼んでいたのでしょうか。このようなことを考え出すと分からない事ばかりです。七十二歳で亡くなった生涯のなかの「一日」とは、どの部分を見ればいいのでしょうか。ここでは、少し親しみをもって「宣長さん」と呼びつつ、一日のなかでも「朝」の行動に焦点をあて、多忙な日々を家人として「細やか」に過ごしつつ、学者としての自己の生活を送っていたと想像しながら、その姿を垣間見たいと思います。

 

【講師:櫻井治男先生】
 昭和24年京都府生まれ。48 年皇學館大学大学院文学研究科修士課程国文学専攻修了。同大学助手・講師・助教授を経て、平成 5 年 文学部教授。神道研究所長、学生部長、社会福祉学部教授・同学部長などを歴任。三重県文化財保護審議会委員(民俗)など兼務。専門は、宗教社会学、近代神 道・神社祭祀研究。博士(宗教学)。主な著書:『蘇るムラの神々』(大明堂)、『地域神社の宗教学』(弘文堂)、『日本人と神様』(ぽぷら新書19)、『神道の多面的価値−地域神社と宗教研究・福祉文化‐』(皇學館大学出版部)など。


◆ 研究発表会    

  日時:4月19日(日) 午前9時30分より(受付開始午前9時から)
  会場:本居宣長記念館2階講座室
  ※ 資料代 500円が必要です ※

 午前の部 9 : 30 〜
  ○「『紐鏡』『玉緒』再考」      
大阪大学(院)  河野 光将
  ○「「神道」説樹立以前の富士谷御杖
            ―歌論書、和歌註釈書の検討から―」
                     
大阪産業大学(非)  但馬 貴則
  ○「涌蓮の諸詠歌について ―同時代歌人たちを通して―」
                       
駒澤大学(非)   伊藤 達氏
  ○「恵比須屋島田家と京都鈴門」     
     明星大学  青山 英正

 午後の部 13 : 00〜
  ○「『言海』分冊出版からみた『倭訓栞』後編の扱い」
                     
清泉女子大学(院) 小野 春菜
  ○「六帖詠草の出版 ―その編纂意識と鈴屋集の影響―」
                    
国立高専機構豊田高専  加藤 弓枝
  ○「谷川士清宛吉沢鶏山書簡
       ―浮かび上がる建部綾足と沢田一斎の交友圏―」
                         
同志社大学  神谷 勝広


◆主催:鈴屋学会  ◆共催:本居宣長記念館  ◆後援:松阪市教育委員会


お問い合わせ 本居宣長記念館 鈴屋学会事務局(0598-21-0312)


◇ 鈴屋学会のご紹介
 鈴屋学会は、本居宣長とその周辺及び国学研究の進展と研究者相互の連絡をはかることを目的に、昭和59年12月に発足しました。現在の会員数は203名。代表委員は熨q一紀皇學館大学教授です。本居宣長記念館に事務局を置き、毎年4月に鈴屋学会大会を開催するほか、宣長十講を本居宣長記念館と共催し、また『鈴屋学会報』(年1回)を刊行しています。

 

2015.4.2