尾崎知光先生の宣長論、朝日新聞に掲載

 12月15日付「朝日新聞」(名古屋本社版)夕刊に、
愛知県立大学名誉教授・尾崎知光先生の「宣長、因循改めた創造的精神」が掲載されました。
 四日市市立博物館での「21世紀の本居宣長」にちなむものですが、宣長の学問的な位置付けを明確にされた画期的な紹介文です。
 最後の章を引用します。

「終わりに、21世紀の我々は宣長から何を学ぶべきか。今の日本では物づくりの創意はあっても、思想上の信念が稀薄で、当座の感情にのみ左右される傾向がある。一地方の松坂にあって、既成の学問的権威に臆せず、とらわれない眼で事実を直視し、思索を深め、堂々と正説を打ち立て、しかも弟子には自分の説でも誤った物は遠慮なくただせと高唱した創造的精神(『玉かつま』二の巻「師の説になづまざる事」)は、そうした我々への最高のプレゼントではなかろうか。」

 『古事記』、『源氏物語』、そして国語学と、宣長と研究領域を同じくし、多年にわたり宣長、春庭研究をリードしてこられた尾崎先生ならではの宣長論です。

2004.12.16