宣長を幻視する小説


 宮本徳蔵「桜子のいる部屋」(『すばる』2005年2月号・集英社)の第一章は、旅する宣長一行を幻視する話。主人公と桜子の吉野山行きのガイドブックは『菅笠日記』。桜子は、宣長に同行した須賀要人の子孫という設定。宮本は、1930年生まれ。三重県伊勢市出身の作家。また相撲のアルケオロジーとして評価の高い『力士漂泊』でも知られる。

2005.1.22