「平曲」を語ってもらいました


 10月24日、前田流平家詞曲相伝者 鈴木まどかさん が来館され、『平家物語』「小督」の段を語っていただきました。
 実は、『平家物語』を琵琶の伴奏で語る「平曲」は、堀景山塾で宣長が稽古も習い、そして断念しているのです。
 その間の事情は、「エピキュリアン堀景山」 をご覧下さい。

「我もとより声音あしければ」 という宣長を悩ませた 「三重」とは、どんな語りなのでしょうか。 秘伝書に、
「三重は鶴の晴天に舞うが如く澄み渡るように語るべし」
とある、その「三重」も含まれる「小督」の段を、 鈴木まどかさんの澄み渡る声で堪能させて頂きました。
 この段を語って頂いたのは、
  • 現在、「小督」の段に取材した絵に 宣長が賛を書いた「仲国図」を展示していること。
  • また高倉天皇と小督の墓に宣長も参拝し、一説には、その時の体験が奥墓の桜に結びつくとも言います

そのような理由です。

 鈴木まどかさんの語りは、
「CD-BOOK 声で楽しむ『平家物語』名場面」(講談社)でも楽しむことが出来ます。

 平曲については、鈴木さんのホームページ「平家詞曲研究室」をご覧下さい。