物まなびの系譜 宣長再発見 後期展   

2,「宣長懐紙」〔個人蔵〕

 家の仕事はちゃんとしなさい。
 70歳になった宣長に松阪の門人・村上円方(まとかた)が質問をした。
先生、学者の心得を聞かせてください。
 宣長は二、三日考えてこの歌を贈った。
歌の主旨は、学問に熱を入れる余り家業を疎かにすることを戒めたもの。
後年、養子の大平は学問のなかで大切なことは何かと問われた時に、
この歌を引き、その意味をていねいに説き諭している。
「家のなりなおこたりそねみやひをの


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