展示品解説

◎=国重要文化財 ◇=壁面展示

7,著作の出版
42,◇『源氏物語玉の小櫛』板木冊
 材質は山桜。1枚は4丁貼り。刊行準備は、寛政8年(宣長67歳)7月の松平康定との対面が契機となり始まった9月18日から清書(板下)に着手、1年間で完成。また書き上がった巻から板木彫刻に送られ、出版完成は寛政11年5月。『うひ山ぶみ』とほぼ同時刊行。刊行の経緯は『著述書上木覚』に詳しい。本書と並行して『玉勝間』、『古事記伝』等の出版も行われた。また清書(板下)に着手したといっても、充分な草稿が出来ていたわけではなく執筆と出版が一緒に行われたことになる。
「玉の小櫛」は、宣長の『源氏物語』研究の集大成。書名は、巻頭にある「そのかみのこゝろたづねてみだれたるすぢときわくる玉のをぐしぞ」という宣長の歌によって命名。旧注の乱れを髪の乱れにたとえ、梳り正す「小櫛」という意味をこめた。宣長67歳の著。石見藩主松平康定の勧めにより、執筆。刊行の経費も康定が貸し与えた。
43,◇『古事記伝板木』 798枚         【寄託品】
44,『古事記伝』 44冊 版本         【御厨神社寄託品】
45,◎『古事記伝上木雑事』 1冊     

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