midashi_o.gif 栄貞(ヨシサダ・ナガサダ)

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 宣長の実名。寛保元年(1741・12歳)3月から使用。『日記』に、「同三月。実名(シツミョウ・ナノリ)。称栄貞矣」、また『本居氏系図 本家譜』に、「寛保元年辛酉三月名栄貞」。『家のむかし物語』「寛保元年、実名栄貞(ナガサダ)とつく」とあるが、振り仮名はヨシサダとあるべきところである。

 使用例は寛保3年9月24日、『新板天気見集』奥書「寛保三癸亥稔九月廿四日、小津弥四郎栄貞」。寛延2年(1749・20歳)9月16日から読み方をナガサダに改めた。『日記』には、「実名栄貞、元来与支沙駄(ヨシサダ)唱フ、今年九月十六日、自改唱奈賀佐多(ナガサダ)」、また『今井田日記』に、「九月十六日 実名自栄貞(ナガサダ)ト改ム、モトハ栄貞(ヨシサダ)トトナヘタリ」とある。『万覚』の裏表紙に「栄貞」と書き、「栄」の脇にサカエル、ヨシ、ゑい、やう、「貞」の脇にサダムル、サダ、てい、ぢやうと書く。「栄貞」の署名は「宣長」改名後は使用例がない。但し、「栄貞」印の最後の使用例は享和元年(1801)の受取米の証文である。

『万覚』裏表紙
『万覚』裏表紙


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