midashi_b 机の上の本

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「本居宣長四十四歳自画自賛像」机の上の本 机上の本は著書である。表紙は縹色、宣長好みの色である。模様は描かれていないが、もし描かれていたとするなら布目であろう。やはり宣長好みである。

 執筆途中の本をよく見ていただきたい。
中にもう一冊が挟まれている。理由は判らない。普通なら書いている本の下に重ねられる所であろう。想像を逞しくするならばクロス・リファランス、つまり相互参照、前に書いたところを確認しているのであろうか。そう考えると、これは学術的な著作ではなく、『石上稿』など編年体家集など自分が詠んだ歌の本である可能性がある。あるいは本を執筆しているのではなく、過去に詠んだ歌を料紙に書く、あるいは歌を思案している最中と見た方がよいのかもしれない。

>>「好みの装丁」



(C) 本居宣長記念館


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