midashi_g.gif 白猪山(シライサン)

l_g3

 宣長が友人塩崎さんの家で歌に詠んだ、「白猪山」 は、松阪市阪内町、深野町、大石町などにまたがる山で標高819.7m。合併前は、松阪市の最高峰であった。宣長の家の近くを流れる坂内川、その源流は二 説ある(『大河内の歴史』大河内地区自治会連合会)が、宣長などはこの山からと考えているし、松阪の人もみな同じ認識だ。堀坂山、局ヶ岳と共に伊勢の三峰 と呼ばれる。松阪市笹川町山村より出土し、現在東京の個人所蔵となっている小銅鐘(国重文)には次の銘文がある。

  「飯高郡上寺金/貞元二年(九七五)正月十一日/願主亥甘部子村子」  

  猪甘(イカイ)については、『古事記伝』巻40に詳しい。白猪山の名前も関係があるのだろうか。最近の歴史事典を見ると、猪甘部の飼っていた猪とは、日本の原生種の豚で、近代になり外国から入ってきた豚に駆逐され絶滅したという。

白猪山(819.7m)

白猪山


左から白猪山、堀坂山(757.4m)、観音岳(605.9m)

松阪市内よりの眺望



>>「坂内川」
>>「鐸」と「鐘」
>>「塩崎宋恕」



(C) 本居宣長記念館


目 次
もどる