midashi_p.gif 十六島海苔

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 十六島海苔と書いてウップルイノリという。出雲海苔とも言い、島根県平田市十六島の名産である。

  『音信到来帳』によれば、出雲の千家俊信は「出雲海苔」をしばしば土産にしている。珍しい、軽い、日持ちがするなどの理由だろうか。寛政11年(1799)12月12日条には「十六嶋のり、千家清主」(宣長全集・20-356)と書いてある。
 また、年次不詳だが、「二月三日非時献立」(宣長筆)に
    「二の汁 うつふるいのり、へぎくわゐ」とある。

 十六島海苔、また千家俊信が宣長に贈ったことについて、高塚久司氏の「北浜のり物語」(『出雲北浜誌』北浜自治協会・平成23年9月)が詳しい。

 また、この珍しい名称については、山崎美成の『三養雑記』(旧版『日本随筆大成』2期3巻P572)に、水底の海苔を採り、露うちふるい日に干し置く所からと考証するが、金関丈夫にも、「十六島名称考」(『発掘から推理する』・朝日選書)がある。

十六島


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