midashi_o.gif 蓬莱尚賢『古事記伝』に感動する

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 安永2年(1773)付、荒木田尚賢書簡に

「先に借りもたりし古事記伝、つばらに読み侍るに、やそくまおちず(八十隈落ちず)、読みかうがへ(考え)給はするかな、いにしへ今にいたりて、かかるさまに物よみ侍らん人は聞きも侍らず、ことごとかいつけ(書き付け)給はさんには、あやにとほしき世のたからともならんぞかし、こはのちのたどき(方便)になんかへし侍らん、ゆるしたまへよ、かしこ/ひさかた」
と見える。

 お借りした『古事記伝』を念入りに読みましたが、漏らすことなく考証されたことに感心しています。今に至るまで、古典の注釈で、こんなに詳しく考えたという話は聞いたことがない。このように徹底して注を付けてくれたら、尊い世の宝となるでしょうと絶賛する。


>> 「荒木田尚賢」



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