midashi_o.gif 石上(イソノカミ)

l_o3

 宣長の号。『本居氏系図』に「別号石上」とある。
 また著書に使用。初見は宝暦12年2月編の自選家集『石上集』上巻。
本来、「石上」(イソノカミ)は大和国布留(フル)一帯の地名。そこから「古」、「降る」に掛かる枕詞となった。古代への憧憬の念から選ばれたのであろうが、関心が『古事記』へと集約される時期だけに注目される。また、和歌に係わり使われることが多い。

 書名では『石上私淑言』、『石上永言随筆』等に使用。

 号としては、「石上散人」(『梅桜草の庵の花すまひ』・宝暦14年頃、『湖月抄』奥書・明和3年7月1日)、「石上居士」(『古今題彙』・明和3年6月14日)等。使用の際には「石」に一点加えることが多い。

 後年、自ら付けた戒名にも「高岳院石上道啓居士」と使用(但し音読・『遺言書』)される。


「点のある石」

「点のある石」


>> 「名前」



(C) 本居宣長記念館


目 次
もどる