鈴屋円居の図部分 本居宣長記念館
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平成30年秋の企画展 憧れの島根―宣長と出雲・石見・隠岐


 『古事記伝』の執筆も順調に進み、『古事記』中巻部分の注釈が完成間近となった寛政4年(1792)の冬、宣長、そして本居家にとって大きな出来事が起こります。12月3日、宣長が紀州徳川家に召し抱えられるが決まったのです。執筆と並行して行っていた『古事記伝』刊行の作業や、年々増加する門人との質疑応答、各地での出張講義など多忙を極めるこの時期に、宣長はなぜ仕官を決めたのでしょうか。
 また、松阪在住のままでの仕官を認められた宣長は、寛政6年、同11年、同12年の3度、和歌山へ出向き、藩主・徳川治宝やその祖母・清信院に古典の講義を行っています。60歳を過ぎてからの長距離の旅は決して楽なものではなかったはずですが、旅の日記からは、松阪からの道中でのフィールドワーク、藩主への講義、和歌山での人々との交流と積極的に活動している様子が伝わってきます。
 宣長と紀州藩、また和歌山との関わりに注目した展示です。


 【会  期】 2018年12月4日(火)〜2019年3月3日(日)
 【展示説明会】12月15日(土)、2019年1月19日(土)、2月16日(土)
        いずれも午前11時〜(無料)
 【展示資料】 79種84点(うち重要文化財39点)
        ※予告なく変更の可能性があります。
 【休館日】  月曜日(祝日の場合は翌日)、
        年末年始(12月29日〜1月3日)
        ただし、12月17日(月)は開館します。



【主要展示品】    ◎……国重要文化財

 ◎『古事記伝御題字』徳川治宝筆 1幅

宣長最大の著作『古事記伝』の出版が完遂したのは、宣長没後21年目の文政5年(1822)のことでした。宣長の後を継いだ本居大平が、最後の第八帙(巻40〜巻44)を藩主・徳川治宝に献上した際、宣長の功績を認め、書いてくださったのがこの『古事記伝』という題字。表具に使われる裂もこのとき、治宝から賜ったものです。

『古事記伝御題字』徳川治宝筆 1幅


 ◎『慶賀の詠草 和歌山城内講筵の図』本居宣長詠 1幅
『慶賀の詠草 和歌山城内講筵の図』本居宣長詠 1幅
寛政6年(1784)12月10日、和歌山から帰郷した宣長の喜びの歌と、寛政11年(1789)2月17日に御前講義を行ったときの見取り図を1幅の軸に仕立てた資料です。宣長にとって初めての和歌山行となった寛政6年、『中臣祓』や『詩歌大概』を題材にした御前講義は評判が良く、そこで宣長は、五人扶持から十人扶持に加増されました。この詠歌は、帰郷後鈴屋で開いた祝賀の歌会で詠んだものです。また、見取り図(下写真)は、寛政11年、こちらも御前講釈を行ったときの部屋の様子を記録したもの。18畳敷の広間を隔てた向こうに、治宝が座っています。宣長は、講義を行いながら、部屋の間取りや役人たちの配置、襖や壁の装飾までしっかりと観察していたことがわかります。


『慶賀の詠草 和歌山城内講筵の図』


初出品
「坂倉茂樹・村田橋彦宛宣長書簡」天明8年(1788)12月13日付幅


白子の門人である村田並樹、坂倉茂樹の両氏に宛てた手紙です。前年に、政治や経済に関する問題点を挙げ、それに対する具体的政策を説いた『玉くしげ』を書き、紀州藩に差し出した宣長。その本がいよいよ殿(徳川治貞)の元に届けられたことを伝え、また今人に貸している草稿が返ってきたら、ぜひ読んでほしいと言います。中将様(加賀藩主・前田治脩)への献上の動きがあることや、ある人から、松平越中殿(松平定信)のお目にかけたいと再三の申し入れがあり、『玉くしげ』の理念を説いた『玉くしげ別巻』を江戸へ送った、とも書かれており、宣長の著作に対する世間の注目の高さがうかがえます。

「坂倉茂樹・村田橋彦宛宣長書簡」



宣長十講のお知らせ

第7講:12月15日(土)「『源氏物語』の世界 ―宣長以前、宣長以後―」
                       皇學館大学 中川照将先生
第8講: 1月19日(土)「宣長の出版と文庫設立計画」
                       中京大学  中川豊先生
第9講: 2月16日(土)「宣長はどんな人か ―それぞれとの交流から―」
                     本居宣長記念館 西山杏奈先生
【時 間】14:00〜15:00
【会 場】本居会館(本居宣長ノ宮内)
     ※今年度から会場が変更になりました。
【資料料】100円(事前申込不要) 

 

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