鈴屋円居の図部分 本居宣長記念館
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春の企画展「年月長く倦まずおこたらず」
期間 2004年3月9日(火)〜2004年6月6日(日)


☆ 展 示 の 趣 旨



 「詮(せん)ずるところ学問は、ただ年月長く倦ずおこたらずして、はげみつとむるぞ肝要にて、学びやうは、いかやうにてもよかるべく、さのみかゝはるまじきこと也」

本居宣長は『うひ山ぶみ』のなかで、
  学問というものは、ただ年月長く飽きることなく怠ることなく
  努力することが大事で、方法というのはあまり問題ではない
と言っています。

 この『うひ山ぶみ』と言う本は、『古事記伝』を書き終えた宣長(69歳)が、門人のもとめにより執筆した学問の入門書です。学問の領域や方法をていねいに説く、その一言一言には実体験という裏付けがありました。
 この「倦まずおこたらずして、はげみつとむ」と言う言葉も、宣長の歩んだ人生そのものでした。
 ある哲学者はこの一節を引き、

「宣長の生涯は、一つの長大な意志に貫かれた、
静かな、歩調の乱れない、従って単調なものであった」
と述べました。(和辻哲郎『日本倫理思想史』)

 今回の展示では、そのような宣長の人生の軌跡を、特に「持続する関心」と「丹念な作業」いう二つの視点から眺めてみます。
 併せて、僅かな時間を見つけては読書したり、また写本に励んだ人々の資料も展示します。

>>『うひ山ぶみ』(原文)


☆ 主な展示品



  今回の展示では、『うひ山ぶみ』再稿本1冊のほか、探し求め、苦労の末に入手した『百人一首改観抄』2冊、途中中断しながら3年余りかけて書写『古今余材抄』10冊、また宣長が40年間にわたり書き続けた読書の抜き書き集『本居宣長随筆』のうち、本居宣長記念館所蔵の全冊も展示します。

 「最新情報」でも公表しました、永井謙吾氏寄贈品から「加藤枝直懐紙」1幅と、「荒木田麗女書簡」1幅も展示します。初公開です。

 「笠因直麿懐紙」1幅は、雨竜神社(松阪神社に合祀)神主で宣長門人笠因(かさより)氏が、師の七十歳の賀に詠んだ歌です。
「本居大人(うし)の七十の御賀を祝ひまつりて直麻呂
鈴の屋の 大人の命 七十の 春しきぬれど 行さきの のこり久しく
八千とせの 春もかはらで 今のごと 髪もまくろに しわもよらずて
いやわかへ 幸くましませ ときはかきはに
八千年も 神のみたまの さきはへて さきくいまさん 鈴の屋の大人」
 70を過ぎても白髪も目立たなく皺も寄らない若々しい宣長の風貌を伝えます。  
            

本居宣長七十二歳像

 

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